こんばんは、komariです。
今回も懲りずに、歌詞の中の愛について語りたいと思います。
私のことは嫌いでも、「愛」のことは嫌いにならないでください!!
そういうとこだぞっ!
愛は守るもの(King Gnu「The hole」)
消えそうな心の声を
聞かせてぽっかりと空いた
その穴を僕に隠さないで
見せておくれよ~中略~
愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ~King Gnu「The hole」より
King Gnuさんのこの曲は、前回ご紹介した2曲より、かなりダーク。
歌詞全体を見ると、この愛には死のにおいがまとわりついているようです。
実際、「愛する誰かが自殺志願者に」なんて、
ドキッとする表現もあります。
でも、この曲の彼は、その愛と向き合い、ひたむきに守ろうとしているようです。
人は守るものが出来た時、弱くなり、そして強くなると思います。
全身全霊で守りたいと思える愛を知ることは、幸せなのか、不幸なのか。
愛を知ることで、人間に深みがでるのかもしれません。
愛は守るべきもの。それは自分の弱点にもなり得るけれど、
その愛が自分を優しく強くさせてくれる。
愛は失って気が付くもの(米津玄師「Lemon」)
戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた~中略~
あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
その全てを愛してた あなたと共に
胸に残り離れない苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今のでもあなたは私の光~米津玄師「Lemon」より
米津玄師さんのこの曲の「私」は、今はそばにいない「あなた」を想い、
その時は苦しくて辛くても、それがかけがえのない大切なものだったと気づきました。
そして、気づいた時にはすでにそれは遠く離れた場所にあって、二度と戻らない。
人間って愚かですよね。
大事な愛でも、取り扱い説明書に「これは、あなたの人生にとって大切なものです。壊さないように注意してください。」との注意書きはありません。
愛は失って、やっと気が付きます。でも、失った愛は輝いて見えるもの。
今、そこにある愛を大切に。それをゆめゆめ忘れることなかれ。
今回で4曲、愛についてのテーマ、永遠に書ける気がします。
すべて、素晴らしい愛の曲を世に出してくれるアーティストさんのおかげですが。
私の話
これを書いている途中に思い出したことがあります。
大学時代にも「愛とは何か」なんて、壮大な内容で書いて来いという課題が出ました。
なんの授業でなぜそれを書くことになったのか覚えていませんが、
今回のテーマはそれが記憶の片隅にあったからなんだろうと思います。
ただ、採点後返却されたものには、
「A+ 論理の飛躍が面白いね!こういうの好き。」と赤字で書かれていました。
今手元にその時の文章がないので、記憶をたどるしかないのですが、
愛について、さんざん例えを引っ張り出して懐疑的に書いておきながら、
最後の一文で「だけど、愛って素晴らしい!」というような
ちゃぶ台返し的締めくくり方をしたんだと思います。
みんなが素晴らしいというものを潔く認めるかっこ悪さが
本当はかっこいいってことはわかっていて、
でも、それをそのままストレートには言いたくない、
なんて気持ちだったんでしょう、たぶん。
当時は当時で自分なりには懸命に取り組んだんだろうと思います。
課題の高評価は、私としてはありがたかったのですが、
ひとえにその先生が変わっていたおかげだと思います。
「こういうの好き。」って、ね。
閑話休題。
愛とは
改めて、あの頃より、大人になった今、
確かに愛には多面性があることを身をもって感じます。
心を温かくさせたり、ナイフのように鋭くえぐったり、
弱くさせたり、強くさせたり。
愛は見えないものですが、確かにある不思議なもの。
見えないのに、こんなに存在感があるなんて!
おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
それでは、また・・・。
おおー、堂々の完結!すごい!
実は20代のころに偉いひとに「愛を知れ」と言われたことがあります。それ以来ずっと私の心の奥底のテーマでもあったんですが、まさかコマリさんがこんなに考察していたとは。楽しくなってきました。(^^)
ありがとうございます!
Naochaさんにもそんな経験があったんですね。本当に奥深い。愛って人生をかけて知るテーマなのかもしれませんね。
「愛について」また機会があったら、書きたいです!